ひょんなことで読み出した彩雲国物語。
読み出したら止まらない…なんだこの魅力は………。
最初の2冊も好きなんですが、この話から少しずつ変わっていったのかな。
1冊目は、よくあるお姫様という感じで、話は周りが勝手に動いてくれる。自分は待ってるだけ。(本人はそう思ってないけど…)だったのだけれど、3冊目になるこの本から、自分で動き出すことになる。

男性しか受けられない試験を受け、男性の上を行く。
それを使命のように生きていく。
男女共学の世間を生きてきた私も、就職そしてそれ以降で男女の差というのは強く感じてきた。
だけど、それをことさらに言うのも…という気持ちもあった。
ただ、思っていても行動はともなっていない。選ばれるために自分を磨く気にはなれなかったし、それ以上に興味があるものはいっぱいあった。そっちの方が大事。でも、いつの間にか、道に外れているような気がして、怖くなる。
でもそんな怖さを感じているようじゃ、やっぱりまだまだ。
もっともっと強くなりたい。そんな程度の事じゃ揺れてる場合じゃない。
人生短いんだし、できることを精一杯やるだけ。男女も関係ない。今後自分がどうなるかは、自分で決めること。

そんな自分の中の思いを発見した物語でした。
続刊ではもっともっと強くなる主役に、私は置いていかれた気分になるのです…。でも新刊楽しみ…。

ISBN:4044499039 文庫 雪乃 紗衣 角川書店 2004/07 ¥480

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